【相談事例】農地を相続した時は
農地の相続について、
ご自身は会社員、遠方に住んでいる、などから、
農業に従事しない場合はどのように取り扱ったらいいのか?
という相談があります。
農地は宅地と比べて様々な取引上の制限があり、
地域によっては農地を農地以外で使えるようにするのが
とても難しい場合もあります。
また、固定資産税等の負担もですが、
近隣に迷惑がかからないよう土地の管理もしっかりする必要があるなど、
人によっては重荷に感じることも多いでしょう。
このような場合、少しでも負担を軽減するために、いくつかの方法が考えられます。
まずは、相続放棄です。
ただし、相続放棄は一部の財産に対してはできませんので、
相続財産が農地だけの場合等で全てを放棄するのであれば有効かもしれません。
次に、農地の貸し出しです。
こちらは、農地中間管理機構(農地バンク)を通じて、
貸し借りの契約を行う方法です。
ちなみに、
法改正により2025年4月からは農地の貸借の直接契約はできなくなり、
農地中間管理機構を通すようになりました。
ほかにも、
売却する(相手は農業従事者に限られます)、
転用する(地域によっては審査が厳しいです)
などの方法があります。
生活の窓口では様々な相続の課題の相談を受け付けています。
お気軽にお問い合わせください。
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