【相談事例】運用はしたいけど
外国債券に興味を持っている相談者様。
もちろん目的が大事なのですが、
多くの商品があることで迷われています。
それぞれの違いを見てみましょう。
国内債券・外国債券
・国内債・・・いわゆる日本の国債です。
まだまだ金利は低いのですが、少しずつ上昇しています。
海外の物に比べると安心感があります。
・外国債・・・日本よりも金利が高いため、
購入を検討される方は増えています。
為替リスクがありますが、満期償還時や利息を受け取る際も
海外の通貨で受け取ることができる金融機関もあります。
利付債・割引債
・利付債・・・持っている間に利息を受け取ることができ、
満期償還時には元本を受け取ることができます。
・割引債・・・債券を割り引いて購入し
満期償還時に額面で受け取ることができるため、
差額が利益となります。途中で利息を受け取る必要がない方向け。
国債・社債
・国債・・・文字通り国が発行している債券
その国で発行される債券では安定感が高い。
・社債・・・国債よりは安定感が低いところもあるが、
企業の資金調達のために発行されている。
一般に金利は国債よりも高いため、購入されている方も増えている。
それぞれの債券も短いものは3年くらいから40年くらいまであります。
債券は満期まで持つこともできますし、
資金が必要であれば、途中売却もできます。
その時々の金利や為替によっては元本割れのリスクもあります。
購入の経験のある方は少ないかもしれませんが、
日本の個人向け国債であれば、1万円から購入できますし、
米国債であれば、額面100ドルから購入することもできます。
債券ですので、NISAは利用できませんが、
資金を増やしたいけど、価額変動が大きな株式や投資信託以外に
気軽に利用できるものです。
相談者様も外国債券に興味を持ち、証券会社で口座を作るそうです。
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