【相談事例】老後の資産運用
老後の資産運用の相談の際に最近増えてきたのが、資産を取り崩しながら運用するスタイルについてです。
一部を老後の生活費等に充てつつ運用を継続するという方法です。
ある程度ライフプランの目処が立ったうえで、資産寿命も延ばしつつも大きく増やす必要性は感じない場合に有効かもしれません。
ですが、これから運用の方向性を考える場合は主に2つの点について注意しましょう。
ひとつめは、利回りです。
通常、利回りは複数年の利益の結果を1年単位に計算した「年平均利回り」を指します。
なので、「年間○%で運用」と仮定はできても、単年で見ると想定した利回りにならないこともあります。
ふたつめは、物価上昇など経済環境の変化です。
物価上昇率よりも運用の利回りが下回ることが続くと、結果、資産の価値は目減りしている状態になります。
これらの注意点を踏まえて運用の方向性を考えなければ、せっかくの資産運用が老後の不安解消に繋がらないかもしれません。
そうならないためにも、自分に合う方法やどの金融商品を活用するか等を専門家と一緒に考えましょう。
生活の窓口では、資産運用の相談も受け付けています。
お気軽にお問い合わせください。
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