相談員FPブログ

相続

未成年者が相続人の場合

相続が発生し、遺言書がない場合は
相続人全員で遺産分割協議を行います。

相続人に未成年者がいる場合、
「特別代理人」の選任が必要なケースがあります。

未成年者の法定代理人は
親権者である両親ですが、
遺産分割協議においては
父または母が相続人である場合は
父または母は代理人になれません。

親が自分の利益のために
子どもにとって不利益な
遺産分割を行うおそれがあるからです。

子どもと親が相続人である場合、
未成年者が2人以上いれば、
それぞれに特別代理人の選任が必要となります。

特別代理人は
家庭裁判所が選任する代理人です。
遺産分割協議において
未成年者と利害関係のない第三者で、
一般的には弁護士や司法書士などの専門家や
相続人以外の親族を特別代理人にするケースが多いです。

特別代理人を選任しないまま
遺産分割協議を進めると無効となってしまいますので、
気をつけましょう。

相続について
生活の窓口でご相談をお待ちしております。

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