相談員FPブログ

相続

【相談事例】親が認知症になる前に

親が認知症になる前に
「知っておきたかった・しておくべきだったこと」
についてご相談を受けることが多いです。

今回はよくある事例を3つお伝えします。

1つ目は、金融商品についてです。
プラスとマイナスの財産両方とも重要です。
また、利用している金融機関が多い場合は、
預貯金をまとめることも有効でしょう。
さらに、
認知症になって口座が凍結される場合に備えて、
任意後見制度も選択肢のひとつになります。


2つ目は、保険についてです。
契約状況を知らずに、入院手術、万一の時に
どこへ連絡して手続きをするのか分からなければ、
せっかく備えた保障を活用できないかもしれません。
保険は加入後長期にわたって契約が続くため、
本人もよく覚えていない場合もあり注意が必要です。
付き合いで加入した保険は特に忘れやすいようなので、
よく話を聞きながら確認しましょう。

3つ目は、自宅等についてです。
認知症により判断能力がないとみなされると、
不動産の売却や賃貸借契約の更新ができなくなります。
自宅を売却して施設入居費に充てるような場合は、
遺言状の作成や家族信託契約など対策をとりましょう。
特に同居家族がいる場合は
同居家族の住まいの確保も考えなければならないので、
早めの意思確認や共有が大切です。

分かってはいるけど忙しいからと先延ばしにするうちに
認知症を発症してしまっては、後々大変です。
早めに、話し合い、共有、実務的対策をすることで、
お互い安心して暮らせるようにしたいですね。

生活の窓口では、
不動産名義変更、売却、遺言書作成、家族信託など、
様々なご相談をお受けしています。
まずは何からすべきか一度相談に来てみませんか?

天神店    (平日10時~17時)
 福岡市中央区天神1-4-2 エルガーラホール1F
 TEL092-752-8150 
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