相談員FPブログ

終活全般

【相談事例】私の年金はいくら?

退職後の老後生活費について相談がありました。

これについては漠然と不安を抱えている方が多く、
「実際に自分はいくら準備しておけばよいか」
を把握していない方が多くいらっしゃいます。

老後生活を支えてくれる「年金」。
いくら受け取れるか確認できるのが「ねんきん定期便」です。

年に1回、誕生月に
国民年金および厚生年金保険の加入者(被保険者)に対して
郵送で届き、年金加入記録が記載されています。

そして、その時の年齢によって種類が異なります。

◆35歳、45歳、59歳以外の方
 「ハガキ」の「ねんきん定期便」が届きます。

 「50歳未満」の方は、
・これまでの年金加入期間
・これまでの加入実績に応じた年金額
・これまでの保険料納付額
・最近の月別状況

 「50歳以上」の方で年金をまだ受給していない方は、
・これまでの年金加入期間
・老齢年金の年金見込額(60歳まで同じ条件で加入したと仮定)
・これまでの保険料納付額
・最近の月別状況

 が記載されています。

◆35歳、45歳、59歳の方
 「封書」の「ねんきん定期便」が届きます。
 
 「35歳、45歳」の方は、
・これまでの年金加入期間
・これまでの加入実績に応じた年金額
・これまでの保険料納付額
・これまでの年金加入履歴
・これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況
・これまでの国民年金保険料の納付状況

 「59歳」の方は、
・これまでの年金加入期間
・老齢年金の年金見込額(60歳まで同じ条件で加入したと仮定)
・これまでの保険料納付額
・これまでの年金加入履歴
・これまでの厚生年金保険における標準報酬月額などの月別状況
・これまでの国民年金保険料の納付状況

 が分かります。

「封書」の「ねんきん定期便」は保管。
「ハガキ」の「ねんきん定期便」は、過去2年程度あれば十分です。

ただ、50歳未満の方は
これまでの加入実績に基づいた年金額しか分かりませんので
現実味がありません。

そこでお勧めなのが日本年金機構HPの「ねんきんネット」です。
50歳未満の方でも
50歳以降も年金を納めると仮定したシミュレーションができます。
ぜひ登録してみてくださいね。

本日の相談者さまは、
3年前の「ねんきん定期便」しかお持ちでなかったので
お近くの年金事務所で最新のデータを確認できることを
お話ししました。

*「ねんきんネット」はこちらをご覧ください。
https://www.nenkin.go.jp/n_net/

 

この記事についてのご質問やご意見等、お気軽にお問い合わせください。無料相談のご予約も随時受付中です。