相談員FPブログ
【相談事例】定年後の再雇用制度と年金
ご存知でしょうか。
いま、年金の受給開始年齢が段階的に
引き上げられています。
そこで、定年退職と年金受給開始年齢に
時間差ができて、空白期間ができることになるのです。
では、どのようにすれば空白期間を作らず、
安心して退職後の生活を過ごすことができるのでしょうか、
そんな相談がありました。
仮に、60歳で定年退職を迎えた人の事例です。
3つのパターンを考えてみます。
①再雇用で働く
⇒賃金が退職前の75%未満であれば
「高年齢雇用継続基本給付金」が65歳までもらえます。
②一定期間を休んで再就職(失業手当をもらう場合)
⇒失業手当受給期間(最高150日)に再就職
賃金が退職前の75%未満、
失業手当の残日数100日以上の場合
「高年齢雇用継続基本給付金」が1年間もらえます。
③一定期間を休んで再就職(失業手当をもらわない場合)
⇒1年以内に再就職
賃金が退職前の75%未満であれば
「高年齢雇用継続基本給付金」が65歳までもらえます。
このように、退職後の収入の変化を事前に把握して
在職中から、保険の見直しなどを始めることをお伝えしました。
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