相談員FPブログ
【相談事例】相続財産を多めに分割したい
うち3人はすでに結婚などで実家を出て
経済的にも独立しています。
ところが、うち一人のお子様が、
学校卒業後一旦就職したものの体調を崩し、
現在実家でひきこもった状態です。
今のところ、相談者、配偶者共に健康で収入もあるため、
ひきこもった子供を養っていくことはさほど負担ではないが、
さらに数十年後、夫婦が亡くなってしまった後の
当子供の生活のことが心配です。
相談者は、
自宅と必要な生活資金をこの子供に残したいと考えています。
一方、他の子供に不公平感が出ないように
皆に公平に資産を残したいとの思いはありますが、
経済的に容易ではありません。
更に心配なことに、
不平や不満を表明しそうな子供もいそうです。
どうすればよいでしょうか。
相続財産が少ない場合でも、
このようなケースは生前の対策が必須です。
対策内容は、以下2つが考えられます。
①遺留分を考慮した遺言書の作成
(財産分割内容については公平でなくとも構いません)
②生前に子供たちに相談者自身の思いを話し同意を得ておく
①②はどちらか一方でなく、
両方を実施することが必須です。
また、遺言書は相談者自身のみならず、
配偶者も準備しておいた方がよいでしょう。
もし、このまま何も対策をしなかったら…
最終的に、配偶者もなくなってしまった後、
自宅は4人の(子供の)共有名義とせざるを得ず、
そしてゆくゆくは、
当引きこもりの子供が住む場所を失ってしまう事態
にもなりかねないでしょう。
相続財産の大小にかかわらず、
相続対策が必要なケースは、
多くのご家庭に潜んでいます。
相続対策の必要有無について
ご不安な方は
是非、生活の窓口にご相談ください。
ご相談は無料です。
東京都千代田区一ツ橋1-1-1 毎日新聞社東京本社1階
03-3212-0861 (月~金 10時~17時)
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