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【相談事例】高金利の金融商品に加入する前にやるべきこと

60代のシングル女性から
「年金だけでは生活費が足りないので
 その不足分を準備するのにお勧めの金融商品がないか」
というご相談がありました。

相談者様は
債券や株式で売却損を出したことがあり
そのことに対するご不満もありました。

とはいえ、預貯金は低金利なので
もう少し金利の高い金融商品を探していらっしゃいました。

そこで、まず
1ヶ月あたりの年金-生活費=貯蓄から取り崩す金額
を把握しました。

次に、あと30年生きた場合に
貯蓄から取り崩す合計額を計算しました。

すると、相談者様の場合
貯蓄から取り崩す合計>現在の貯蓄額だと分かりました。

具体的に金額を見ていただいたところ
・貯蓄から取り崩す合計額<貯蓄額になるまで
 仕事を続ける
・預貯金口座を10口座以上保有しており
 預貯金合計額を把握していないので、
 一度整理してみる
ことを相談者様が決断されました。

「何となくだけれども
 年金だけでは老後生活費は不足するので、
 より金利の高い金融商品に
 投資をした方がいいのではないか」
と思う方は年々増えているようです。

しかし、不安の実態をより明らかに把握するために
具体的な必要額を計算してみると
新たに金融商品に加入するより前にやるべきことが
見えてくることがあります。

ご自分の不安を解消するために金融商品を利用するというのは
もしかしたら必要ないかもしれません。
一度、具体的な金額を計算してみることをおすすめします。

 
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