相談員FPブログ

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【相談事例】退職後に自営業で働く

60代の相談者様、
今まで勤めをされていましたが、
退職後は、自営業をされるそうです。


自営業で気になるところは、
社会保険や税金(所得税・住民税)についてです。

60歳で勤め先を退職されたばかりということで、
健康保険は、「任意継続(にんいけいぞく)」で
将来は国民健康保険に加入する予定です。


国民年金は、60歳を超えているので
加入の義務がありません。
奥様を扶養されていた場合は、
奥様は国民年金が、第3号から第1号になり
60歳までは、国民年金の納付義務があります。


また、所得税・住民税については、
お勤めの際は、会社で年末調整がありましたので、
税金を気にされなかったと思いますが、
今後は、ご自身で確定申告が必要となります。


確定申告時に知っておいたほうが良いもので
青色申告と白色申告があります。

青色申告をすることで、
・青色申告特別控除を利用でき、
 所得税や住民税、国民健康保険の計算で
 控除が使えます。

・赤字になっても準損失の控除が3年間
 使えるので、翌年以降黒字になった場合、
 節税できます。

・家族の給与を経費にできます。

これらのメリットは青色申告にはありますが、
白色申告にはありません。


他にも記帳の必要もありますが、最近は
パソコンでも記帳ができるようになっています。

相談者様もパソコンができる方のようで、
安心して記帳ができそうです。


実際の手続きで、青色申告の申請書の提出は、
税務署でできますので、申請の案内をしました。

税務署によっては、記帳相談などを
行っているところもあるようですので
確認してみるとよいでしょう。
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