相談員FPブログ

相続 沖縄・那覇

NISA口座で財産を残す

報道で「若い世代ほど将来のために資産形成・長期運用が必要」というのを聞いて
自分もその通りだと思うが、自分の子(30代)は将来の事を考えて備えている様子もないし、ゆとりもないように思えて心配。
とはいえ、自分の老後資金の不安もあるのでどれだけのお金お残せるかも分からない。なので子にNISA口座を作ってもらって毎月の積立運用資金を自分が出してあげたい。という70代の方の相談です。

運用資金の援助は贈与となるので、110万円の暦年贈与控除額以内であれば何ら問題ないと思われますが、
肝心なのは目的です。相談者は子には現役中は自助努力で頑張って欲しいので、
あくまでも将来のために20年~30年は運用してもらいたいという想いを強くお持ちでした。

贈与後は受け取った人が自由に使えるお金となるのでそれを一定期間使えないようにすることはできません。
それでも良しとするならいいのですが、相談者はそれでは気が進まないとのことでした。
また、NISA口座の活用をお考えですが、下記の理由から
子ではなくご自身のNISA口座を利用する方がよいかもしれません。

・少額でもコツコツ長期積立投資の運用結果次第では、まとまった金額になる可能性がある。

・子の将来の援助資金目的ではあるが、いざという時には自分の為に使える。(子に経済的負担をかけないために)

・万が一、相続が発生した場合、NISA口座の運用益は非課税となる。


他の資産について確認する必要がありますが、ご自身のNISA口座を利用して相続財産を残すというのも
選択肢の一つかもしれません。


生活の窓口では、相談者の想いや目的を確認しながら解決策を案内しております。
悩んでいる方はご相談下さい。


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