相談員FPブログ

その他

リターンとリスク

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)は、
現役世代が納めた年金保険料のうち
年金給付に充てられなかった余剰分を
将来の世代のために運用しています。

国内外の資産に分散投資をして
安定的な運用を目指しています。

GPIF基本ポートフォリオは、
「国内外の債券」と「国内外の株式」の4資産に
およそ25%ずつ投資しています。

2001年~21019年の19年間において
実質的な運用利回りは2.39%であり
株式や債券などの資産を長期運用して、
安定的な収益を得ることを目指した
安定的な運用ができているといえるでしょう。

資産運用における
リターンとは将来にわたる運用から期待される収益率のこと。
リスクとは、1年間のリターンからどれくらいブレるか大きさを表す数値のこと。

例えば、日本株のリターンとリスクが次のような場合、
リターン:5%
リスク:23%

この意味は?
「約3分の2の確率で、期待リターン5%±23%ほど1年間のリターンが変動する」
ということである。

つまり、想定する毎年のリターンは?
約3分の1の確率で、+5%~+28%に収まる
約3分の1の確率で、▲18%~+5%に収まる

言い換えると、想定する毎年のリターンは?
約6分の1の確率で、+28%より上がる
約6分の1の確率で、▲18%より下がる

期待リターンやリスクはプロでも予測が難しいため、
JPモルガン公表の「長期マーケット予測(LTCMAs)
などのデータを参照にする方法があります。


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