相談員FPブログ

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退職金の受け取り方

定年退職の時期が近づくと、
勤務先から退職金の受け取り方について
一時金/年金方式/併用 
の選択を求められることがあります。

いきなりそんなことを言われても。。。
と、どのように決めればよいのか困ってしまう方も多いようです。

退職金の受け取り方について、
決めるためのポイントをお伝えいたしましょう。

ポイントは大きく3つです。
①税金面
②(ご自身の)お金の使い方の癖の面
③これができれば!! 一番良い方法


①税金面

過去2回の当ページで、
退職金の受け取り方の違いによる税金の計算方法の違いを説明しました。

退職金一時金には、
勤務年数に応じた『退職所得控除』をいう優遇された非課税枠がある上、
他の所得とは分けて課税される『分離課税』であることから、
税金的側面では一般的に、
一時金で受け取ったほうがメリットがあると言えます。



②お金の使い方の癖の面

とは言え、数千万円ものまとまったお金を受け取るのは、
人生でそれほど経験があるものではありません。

大金を手にすると気持ちが大きくなってつい。。。
という方もいらっしゃるでしょう。

退職金はこの後の余生において重要な生活資金となりますので、
大切に、そして計画的に使っていく必要があります。
使い込んでしまうのではと不安な方は、
年金方式で受け取ることもお薦めです。

年金方式にすると、
支払いが完了するまでの間、支払い側(企業側)で運用し、
一時金で受け取る場合に比べ、
支払い(受け取り)総額は増える可能性もあります。



③これができれば!! 一番良い方法について

税金面でメリットのある一時金で受け取り、
使わずに運用に回して、
将来のためにもっと増やす。
これができれば尚良しです。

しかし、この方法には落とし穴も沢山潜んでいます。
長年勤務して受け取った大切な退職金を
大きく減らしてしまう結果になることも。

銀行や証券会社など金融機関から勧められる商品、
保険会社から勧められる保険商品での運用、
ネットなどの情報を鵜呑みにすることは決してしてはいけません。

自分で理解できない商品には手を出さないほうが賢明です。

今まで運用経験ほぼなしという方にとって、
退職金を運用でさらに増やそう!は、
少しハードルが高いと言えるでしょう。

退職金の受け取り方や
退職金の運用に関するご相談も承っています。
ご相談は無料です。


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