相談員FPブログ
年金繰上げ受給の注意点
ご存知の通り、公的年金は、
65歳からの受給が原則ですが、
受給開始を
60歳へ繰り上げることも、
70歳まで繰下げることも
可能です。
現状では、繰上げを選択する人が多い傾向のようです。
■繰上げの基本的ルール
1ヶ月繰り上げるごとに0.5%ずつ減額
■繰上げ受給を受給年齢で算定すると
60歳~30%減額
61歳~24%減額
62歳~18%減額
63歳~12%減額
64歳~6%減額
■その他の注意点
◎繰上げ後に配偶者が死亡した場合、
65歳になるまで遺族年金と併給できない
◎繰上げ後に障害年金の対象者になっても
障害基礎年金がもらえないことが多い
◎追納や任意加入ができなくなるため
国民年金の金額を増やすことができない
◎寡婦年金がもらえない
繰上げは、早くから年金をもらう代わりに
一生金額が減額されることも念頭に置き、
老後の資金計画は充分に考えましょう。
手元資産を有効活用して、
資産を取り崩すことなく、何歳まで生活して
取り崩し始めるのは、何歳からにするのか、
長期計画も長生きリスクへの備えになってきています。
生活の窓口では、
年金生活の前のライフプランや
資産運用のご相談にも無料で応じています。
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