相談員FPブログ

相続

家族信託の信託財産が抵当権のついている不動産の場合

財産管理の認知症対策として注目されている家族信託ですが、
ローン返済中の収益物件などで
抵当権の設定がなされている不動産の場合、
信託財産に設定できるのでしょうか。


抵当権が設定されていても信託財産とすることは可能です。
この場合、形式的に所有権は受託者に登記変更されますが、
既に抵当権が登記されているので、受託者への所有権移転登記より
抵当権が優先されます。

そして、ローンの債務者は委託者のままとなります。

抵当権つきの不動産を信託財産とする場合は、
抵当権設定者である銀行に承認を取る必要があります。

銀行によっては、
家族信託に理解がある銀行とそうでない銀行があり、
そうでない銀行が抵当権設定者だとすると、
家族信託について丁寧に説明をすることから必要となり、
話が難航することも大いにあるそうです。

家族信託の経験や実績が豊富な専門家に依頼することが
益々必要なケースと言えるかもしれません。

家族信託に関するご相談を承っています。



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