相談員FPブログ
親を扶養に入れる？
悩んでいらっしゃる方も多いです。
税関連では、
子の所得税・住民税について
所得控除が受けられることで、
税額を下げるメリットがあります。
健康保険や公的年金関連では
親が保険料（掛金）ゼロ円で加入できる
メリットがあります。
扶養に入れるには、
以下の要件を満たす必要があります。
・親と生計同一であること
・収入要件をクリアしていること
住民票が別である場合は、
定期的に仕送りをしている送金の事実が必要です。
収入については、所得証明書が必要です。
税法上において
控除の対象になるには、
親の年間合計所得金額が48万円以下
社会保険上、扶養対象になるには、
親が60歳未満であれば、年間収入130万円未満
親が60歳以上75歳未満であれば、年間収入1８0万円未満
同一世帯であれば、子の年間収入の2分の1未満
別世帯であれば、送金額より少ない
という収入要件も加わります。
義父母は同一世帯でないと
社会保険の扶養に入れません。
デメリットもあります。
例えば、
1カ月の医療費が高額になる時
介護サービスを受ける時 など
低所得者ほど金銭的負担が軽くなる仕組みがありますが
子に扶養されて世帯所得が高くなれば
負担軽減は受けられず
金銭的負担が増えてしまいます。
親が国民健康保険に加入して
子の扶養に入らない方が
良いケースもあります。
親の国民健康保険料がいくらになるか
市区町村に試算してもらって、
メリット・デメリットを考えてみてください。
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