相談員FPブログ

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世の中そんなに旨い話はない

保険会社の外交員による
痛ましい事件が問題になっています。

かんぽ生命の事例もまだ記憶に新しいのに
今回もまた保有契約数が日本で5本の指に入る大手の保険会社です。
つきあいがあるという方も相当数いらっしゃるでしょう。

当保険会社の元外交員が不正に手に入れた額は
19億円にものぼるとのことで、その額の高さに驚きです。

被害事例を読んでみると、その額の高さに妙に納得です。

狙われたのは『死亡保険金』で、
『死亡保険金』と言えば、数千万円というまとまった額であることが多く、
遺族にとってはいきなり入ってくる大金です。
日常生活で触れるお金の額とは、桁が1桁も2桁も違います。

そんな死亡保険金が支払われた遺族に、
その元外交員が提案したこととは、
『私には特別枠(?!)があるからお金をふやすことができる』
だそうです。

しかも、故人との思い出を語り、
何度も何度も熱心に訪ねてくるそうです。

…恐ろしいですね。

責められるべきは明らかに当元外交員であり、
所属する保険会社ですが、
被害に遭わないために、不快な思いをしないために、
そして不安な日々を過ごすことにならないために、
悲しいかな自分の身は自分で守るしかありません。

世の中、特別枠なんてそんな旨い話はありません。
個人にお金を渡して増えた例もありません。

個人にお金を渡すことはリスクしかないと考えた方がよいかもしれません。
返してもらえないリスクです。

個人にお金を渡す、
個人の口座に振り込む、
名の知らない会社の口座に振り込む、
一呼吸置きましょう。

少なくとも、
第3者にセカンドオピニオンを求めましょう。

相手が決断(行動)を急かしてくる…
完全に疑うべき状況であることに間違いありません。


生活の窓口では
お金にまつわる様々な提案に対するセカンドオピニオンも
随時承っています。

決断のその前に、一度お問合せください。




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