相談員FPブログ
新興国の債券は魅力的?
興味を持っているとのこと。
確かに
円建て債券の金利も
ドル建て債券の金利も
さえない中
新興国の債券の金利は
魅力的にうつりますね。
債券は償還まで保有していれば
原則、償還金額と年間利息も確定しているため
株式などに比べると安定的な運用であるという
位置づけです。
デフォルトして紙切れ状態にならないかぎり
安心な金融商品であると思われがちですが
為替リスクも含めて考えましょう。
新興国の国債の利回りが高い理由として
新興国の物価上昇が影響しています。
日本で生産されている製品を
物価上昇率の高い国で売った方が
高い価格で売れるとなれば
日本で売るよりは輸出を増やした方が儲かりますね。
輸出を増やすと、輸出で得た外貨収入を円に転換するために
円の需要はより高まります。
円高傾向になるということです。
つまり、その国の通貨は下がるといえます。
物価上昇率が高い国の通貨は下落する傾向があります。
したがって高金利である新興国の債券に投資をすると
為替損の影響を受けて高金利の運用による儲けが
相殺される可能性があることを知っておきましょう。
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