相談員FPブログ
シニアの生命保険活用例
被保険者に万が一ことがあったときに
遺された家族を経済的リスクから守るためのお金です。
子供が独立して、仕事もリタイアしたシニア夫婦にとって、
一般的に、生命保険の必要性は低いと言えます。
しかし、シニアならではの生命保険の活用事例があります。
主に、将来の相続を見据えての活用事例となります。
◆財産を確実に残したい特定の人がいる
保険金は、契約で指定された受取人の
固有の財産としての性格を持ち、
原則として、遺産分割協議の対象財産となりません。
特定の人に確実に財産を残したい場合は、
保険契約が有効です。
◆自分の葬儀費用を準備したい
保険金は、請求後速やかに指定口座に振り込まれるので、
遺産分割協議を終えていない場合も、
すぐ、現金として、様々な支払い等に充てることができます。
遺族に自分の葬儀費用の負担をかけたくない場合、
数百万円程度の保険金契約があると、
遺族が助かったという事例をよくお聞きします。
◆相続税の節税対策が必要
一定の資産があり相続税の課税が見込まれる場合、
財産の一部を生命保険に移しておくと、
保険金には500万円×法定相続人の非課税枠があります。
◆相続税の納税資金確保が必要
一定の資産があり相続税の課税が見込まれるが、
財産の大半が不動産などで金融資産が少ない場合、
生命保険金を準備しておけば、
相続人が納税資金として使えます。
◆遺留分対策が必要
何らかの事情で特定の子供に財産の大部分を相続させたい場合で、
他の子供の遺留分を侵害するという場合に、
保険金の受取人をその特定の子供にした保険契約を
準備しておくと遺留分対策として有効です。
60歳以上になって新たな保険契約や
加入中の保険契約の解約を考えたら、
まず上記5つのケースに該当するのか、しないのか、
チェックしてみましょう。
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