相談員FPブログ

相続

土地の評価

 「路線価地域」、「倍率地域」という用語、聞いたことはありますか?

 一般に土地の価格は、路線価で評価され、その場所を「路線価地域」といいます。ただ、すべてに路線価が付いているのではなく、それ以外の地域は「倍率地域」と呼ばれ、固定資産税評価額に倍率を掛ける方式で土地を評価します。

 「路線価地域」は都市部、「倍率地域」は地方というイメージですね。評価倍率は畑や宅地といった地目によって異なります。

 沖縄県内の軍用地も、相続税を評価する際、固定資産税評価額(地域によっては「固定資産税評価額相当額」という表現もあります)に倍率を掛ける倍率方式で計算するのです。

 倍率計算したうえに、自分の土地であっても、勝手に使うことができないという考え方から、さらに40%引いて計算します。(返還が決まっていると比率が変わります)

 持ち主が自由に使用できないという制約がかかっているからなのでしょうか、軍用地は相続税が低くなりがちです。相続の面から考えると、路線価地域より負担は軽いといえます。


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