相談員FPブログ

相続

相続税と終身保険

 先日、40歳代前半と30歳代の姉妹から相談を受けました。

 半年ほど前に母親が亡くなり、姉妹で相続を受けました。相続税の支払いが必要でしたが、母親が相続税の支払いのために終身保険に入っていて現金も残していたので、相続税支払いは問題なかったそうです。

 数年前に姉妹の父親が亡くなった時、相続税支払いは父親が現金を準備していたのを経験した母親が、今度は娘たちが心配しないようにと、夫の死亡後に終身保険で資金を準備していたのです。

 ご姉妹は「ずっと先かもしれないけど、どちらかが先に旅立っても不安にならないように、母と同じように終身保険を利用したい」とのご相談でした。

 相続財産は不動産が中心。相続税は現金による一括払いが原則です。いつ必要になるのか分からない多額の資金のため現金を貯めていくのは簡単ではないですが、終身保険は相続の時には保険金が支払われます。


 相続の事態はすぐに訪れることはないでしょうが、納税に備えるというご両親の考え方が、しっかり引き継がれているケースだと感じました。

 そういった経験のない方でも「生活の窓口」におたずねになれば、いろいろなお手伝いができます。


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