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年金受給の繰り上げ・繰り下げ


 老後が近づくと
 年金の繰り上げ受給、繰り下げ受給が気になります。

 65歳時受給に比べ
 繰り上げは一か月当たり0.5%減額
 繰り下げは一か月当たり0.7%増額
 になりますが、どちらにするかは判断に迷うところですね。

 繰り上げ、繰り下げそれぞれの「損益分岐点」を見てみましょう。 

 繰り上げの場合、受給開始後200カ月経過すると生涯の受給年金合計額は少なくなります。

 繰り下げだと143カ月経過しないと生涯の受給年金合計額は超えません。

 ご相談者の中には
「親しい友達や親戚が早くに亡くなり、せっかくの年金も数年しか受給できなかった。自分は減額されても良いから60歳から受給したい」
 と、60歳から30%減額されたされた年金を今も受給している方おられます。ただ、この方は現在80歳代でお元気です。200カ月後の76歳8カ月以降は生涯年金受給金額は少なくなっています。

〈年金繰り上げ受給〉
60歳で請求/30%減額/損益分岐点:76歳8カ月
62歳で請求/18%減額/損益分岐点:78歳8カ月
64歳で請求/6%減額/損益分岐点:80歳8カ月

 一方、「70歳まで待てば42%増額された年金が一生涯もらえると聞いたので、年金受給請求せずに70歳まで待ちます」
 と言われた方が、70歳直前に亡くなられました。年金は5年間さかのぼって家族が請求できるので、65歳からの年金額を5年分まとめて家族が受給されましたが、ご本人は公的年金を一度も受給することがなかったのです。

〈年金繰り下げ受給〉
66歳で請求/8.4%増額/損益分岐点:77歳11カ月
68歳で請求/25.2%増額/損益分岐点:79歳11カ月
70歳で請求/42%増額/損益分岐点:81歳11カ月

 年金受給繰り上げ、繰り下げの時期を何を基準に探すのかはなかなか難しいことですが、まずは「健康で長生き」を目標にされることが一番好ましいことではないでしょうか。

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 TEL:098-943-3361
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