相談員FPブログ

終活全般

土地収用にまつわるきょうだいの争い


土地収用にまつわるきょうだいの争い

 一人住まいの高齢の女性からご相談がありました。
ご自身の土地・家屋が土地収用にかかってしまい立ち退かなくてはならない事態になりました。補償金は入りますので経済的には心配ありません。

 ところが、それを耳にした実家の兄嫁から、「地域の慣習により、嫁に行かなかった場合には実家で最後まで面倒を見ることになるので、築いた資産をすべて実家によこしなさい」
などと言われて大変困っていました。兄は他界しています。

 地縁血縁のルールが個人の権利を縛る時代ではないのですが、困りごとがあっても、ご高齢の方がご自分で解決することはなかなか容易ではありません。そこで、ご相談の際、終活に関する情報、今回の課題に対する具体的な対処方法などをお伝えしました。
 幸い、ご相談者は他のきょうだいの協力もあり、ご自分が死んだあとの納骨時のことも含めて実家に頼らずに終活に向けてご自分らしい身の振り方を見つけ出すことができました。

 「生活の窓口」では、判断能力が衰える前に財産や生活の「安心」を担保する制度のご相談もお受けしています。判断できる十分な情報、解決方法などが分からなくて「お一人さ ま」で終活に困っている方はぜひ「生活の窓口」でご相談ください。お待ちしております。







琉球新報生活の窓口 10時〜17時(月~金)  

沖縄県那覇市泉崎1-10-3

TEL:098-943-3361

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