相談員FPブログ

終活全般

健康でいられる期間

 健康寿命とは「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」と定義されています。平均寿命と健康寿命との差は、日常生活に制限がある「健康ではない期間」を意味します。国の調査によると、2019年において、この差は男性8.73年、女性12.06年でした。

 この健康でない時期のうちの半分近くは認知症が含まれているそうですが、終活を行う上ではやはり注目すべき数字だと感じます。

 認知症で怖いのは法律行為が出来なくなるといったところですが、成年後見人制度は、その仕組みを使っても財産を守ることだけに限られているので積極的な相続対策がやりずらくなる側面があります。

 また、法定後見人と任意後見人には主たる目的に違いがあるほか、費用的な問題も出てくるかと思います。最近はそれらに加えて家族信託(民事信託)といった活用法もありますが、これも費用面を考慮する必要があります。

 「生活の窓口」の相談事例でも、もう少し早めに動いていたらいろいろな選択肢の中から選べていただろうといった案件も多くあります。

 健康寿命を延ばすこと(食事や運動、社会活動等)を行ったり、終活を考えたりするのであれば、前もっての対策は、必要になってきます。

 冒頭の調査で、都道府県別の健康寿命ランキングでは、わが沖縄県の男性は40位の72.11歳。女性は25位の75.51歳です。やっぱり健康寿命は短い、と多くの方がそう感じるはずです。

 終活の関する項目は多岐にわたります。それぞれの項目でお悩みをお持ちの方、または漠然としたお悩みでも構いません。「生活の窓口」を利用しませんか? 多くの相談事から、あなたの悩みと共通する課題を見つけ出し、解決のお手伝いをいたします。

「琉球新報生活の窓口」
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